『第二次世界戦と日独伊三国同盟    海軍とコミンテルンの視点から

目次

序論

第1章 三国同盟の締結と日本海軍 
1 日本の近代化とドイツ
2 第二次世界大戦前の日独関係
3 日独防共協定と陸海軍情報協定の締結
4 ジョージ六世載冠式と日英独関係
5 訪独親善使節団の訪問中止
6 日独伊三国同盟の締結と日米関係
7 開戦前のドイツ海軍の協力要請
8 南へ進め―ドイツのシンガポール攻略要請とオトメドン号事件
9 松岡外相の訪独とシンガポール攻略問題

第2章 独ソ開戦と日独ソ関係
1 日ソ中立条約の締結と松岡外相
2 独ソ開戦と松岡外相
3 南進決定とコミンテルンの影
4 シンガポール攻略と日本の勝機
5 ドイツの要請「北へ進め」と関東軍特別動員演習
6 ドイツの要請「北へ進め」と海軍の対応
7 独ソ開戦と日本の対ソ姿勢

第3章 独ソ開戦と日米関係
1 野村大使の派遣と松岡外相
2 「日米諒解案」の謎
3 「日米諒解案」と松岡外相
4 日米交渉と独ソ戦の勃発)
5 「仕掛けられた戦争」に自爆した日本
6 開戦外交―「身元不明者グループ」外交再考

第4章 日本海軍のインド洋作戦
1 日独海軍の共同作戦機構の構築
(1)単独不講和協定の締結
(2)軍事専門委員会の設置
(3)日独軍事協定の締結
2 日本海軍のインド洋作戦
(1)日独連合作戦の協議と初期作戦(第1段作戦)
(2)セイロン空襲と初期インド洋作戦
(3)中期インド洋作戦―ガダルカナルまで(第2段作戦)
(4)ドイツ海軍からのインド洋派遣要請
(5)中期インド洋作戦―マリアナ沖海戦まで
(6)後期インド洋作戦―南西潜水艦部隊の創設と解隊

3 日独の戦争指導の不一致 
(1)北へ進めのドイツ陸軍と日本の対応
(2)イタリア機の飛来と空路連絡便設定問題
(3)戦争指導の混迷と連絡使節の派遣
(4)チャンドラボースの来日
(5)日独戦争指導の亀裂
(6)潜水艦の戦争法規違反事件

第5章 ドイツ海軍のインド洋作戦
1 水上艦艇による海上交通破壊作戦
(1)戦闘艦艇による海上交通破壊作戦
(2)仮装巡洋艦による海上交通破壊作戦
2 極東に於ける独伊海軍の潜水艦作戦
(1)ドイツ潜水艦のインド洋への展開
(2)ドイツ潜水艦のインド洋作戦
(3)イタリア潜水艦のインド洋作戦
3 インド洋潜水艦作戦の衰退と終焉
4 日独インド洋作戦の評価

第6章 日独海軍の海上連絡便
1 封鎖突破船による物資の輸送
2 封鎖突破船による人員の輸送
3 日本海軍の潜水艦による連絡
4 ドイツ海軍潜水艦による連絡
(1)物資の輸送
(2)人員の輸送
5 イタリア海軍の輸送潜水艦

第7章 日独連合作戦の問題点

1 日独連合作戦の政戦略上の問題点
(1)日独政戦略の分裂
(2)陸海軍戦争指導の分裂
(3)相互過信のミラーエフェクト
(4)相互不信のミラーエフェクト
(5)獅子身中の虫
2 日独インド洋共同作戦の問題点
(1)潜水艦用法の蹉跌
(2)日独連合作戦上の問題点
(3)後方支援上の問題

第8章 ドイツの敗戦と日本海軍  
1 ドイツの降服と極東のドイツ海軍
2 駐独海軍武官のスエーデンにおける和平工作
3 駐独海軍武官のスイスにおける和平工作
4 ドイツ潜水艦の極東回航要請
5 ドイツの降伏と日本の対応

第9章 日独技術・経済関係
1 野村視察団による技術導入
2 大戦中の日独技術交流
(1) 潜水艦建造技術
(2) 航空関係の技術
(3) その他の技術
(4) 日本から供与された技術と武器
3 日独経済・技術協定の締結
4 技術から見た日独関係
(1)ドイツの技術と日本海軍
(2)親独・親日家の活動
(3)日独の国家エゴと大目標の欠如

第1〇章 日本海軍と日独ソ関係
1 日本の開戦と日ソ関係
2 大戦中に日ソ間に生じた問題
(1)通峡制限・航行制限問題
(2)船舶の被害をめぐる問題
(3)米国への基地提供問題
(3)米国からの移籍船舶問題
3 ソ連の対日参戦と米国の対ソ援助
4 日本の対ソ終戦交渉
5 陸海軍の終戦工作と終戦構想
6 ソ連侵攻と日本海軍
(1) 日本海軍の対ソ作戦計画
(2) ソ連軍の千島・樺太占領作戦と日本海軍
7 ソ連の千島占領と米ソ関係

第11章 米ソ(コミンテルン)から見た第二次世界大戦
1 近衛文麿と革新官僚と陸軍統制派
2 反コミンテルンからの日独接近
3 コミンテルンと日中一五年戦争
4 コミンテルンから見た米国
5 コミンテルンに2度敗北した日本
6 太平洋戦争の人種的視点―日独の比較

第12章 海軍・外務省の戦争責任と大東亜戦争史観
1 日独伊三国同盟の評価
2 海軍の戦争責任と海軍(高木惣吉)の弁解
3 海軍と外務省の「イカ墨」論争
4 外務省の戦争責任と東京裁判史観

おわりに
1 人は変わる思想も変わる
2 本書執筆の動機
参考文献・参考資料
索引項目(主要人物)
索引項目(主要事象)